2012年02月17日

昭和の風景

ワタクシは神奈川出身なんですが
当時(30年程の昔)
冬の神奈川は汗一つかかないくらいの寒さで
毎朝
目が覚めても現実と向かい合いたくない為に
目を開けずにいて
いい加減母親が キレて 部屋までやってきて布団をはぎ取ろうとして
それに対して
目をつむったまま
なんとか布団をはぎ取られないように抵抗するのだけど
ハンデを背負った俺はどうしても負けてしまっていた

そして布団をはぎ取られた怒りが俺の瞼をこじ開け
長いまつげについた目やにをこすって
「どうして毎日起こすんだよ!?」って本気で怒鳴っていたな

朝飯のみそ汁をハフハフしていると
そこに水色のパジャマ姿の弟が起きてきて
しかも毎朝泣いていて
二階から下りてくる階段の途中に座って
「眠いんだから起こさないでよ」と涙ながらに訴えていた

それを見るとさっきまで「起きたくない歯痒さ」でイライラしていたにも関わらず
「テメー泣く暇あったらさっさと飯食え」とまた怒鳴るのだった

その声がどうもうるさかったらしく
静かにしろと兄か母親にひっぱたかれたもんだ

そして幼いながら「絶対君主」を知るのだった





「家系」ってこういうのと似た所あると思うのは俺だけ?




Posted by コトブキ at 01:20│Comments(0)
 
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